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求められるインド現地採用人材像と雇用待遇 -現地採用日本人の視点

  日本での就労経験が、日系企業が理想とする現地採用のキーワードだったが、その他に業種・職種を問わず求められるスキルが、やはり「英語力」だ。これは外資系企業に就職する際にも、もちろん英語力が問われてくる。もちろん業種や職種によっては、英語力があれば望ましいというレベルにとどまり、必ずしも必要としないという求人案件も多少あったが、最低コミュニケーションレベルの能力を応募資格条件に課す企業が多い。これは言わずもがな、インド人社員や他の国籍の社員と意思疎通を図り、業務を遂行する必要があったり、生活に支障のない程度の英語のスキルが必要だからだ。本当に英語を使って毎日勝負をしていかなければならない。TOEICでいったら600点台からだろう。ただし、英語を使って仕事をするとは言っても、皆が皆英語がものすごく堪能なわけでもない。筆者のように通訳や翻訳という言葉を売りにする業種以外なら、多少英語が怪しくてもなんとなく自分のいいたい事が伝わるレベルであれば、現地採用で十分仕事もできるし、通用する。

 社会人経験を有し、英語力がある。以上この2点をクリアしていれば、業界を問わず概して、インドでの現地採用の可能性はかなり広がっている。日本とは違い、売り手市場のインドの雇用状況では、大手商社も日本よりもかなりハードルが低く採用されるのも魅力の一つだ。それに応募条件が厳しくなっているとは言いつつ、まだまだ現地採用希望者の数が不足しているインドでは、「日本人である」ことでマーケットバリューはかなり高い。そのため、エントリーレベルで新卒社員を採用する企業も存在する。

 

   日本よりも海外で働きたいと考えている、日本の学生にとってはチャンスの国かもしれない。諸外国と違い、インドの場合は社会人経験がなくとも新卒でも就労ビザが発給される。さらに学歴条件も寛容であり、高卒であっても就業経験があればビザ取得が可能であるため、他国と比べて緩やかなビザ発給条件だ。